@文書情報マネジメントとは? Aコンピュータの基礎知識 Bコード情報(電子文書)とイメージ情報(電子化文書)の基礎 Cイメージ情報の入力・検索・保存 Dアナログ(マイクロフィルム)とデジタルのハイブリッド(融合) Eネットワークの知識 FCOMシステム G確認テスト H確認テスト回答


第1回確認テスト



1.下記のAからPまでの空欄に適切な語句を下記の選択肢より選んでいれてください。

「組織の構成員が職務上作成し、または取得した文書、図書及び電磁的記録(電子的方式、電磁的方式その他人の知覚によっては認識することのできない方式)で作られる記録」のことをA:<f>文書情報という。

「組織の業務を円滑にするため、文書情報の作成・利用、保管・保存及び廃棄までの文書のライフサイクル全体を通じて、確実かつ効率的に管理するための手段として、ハード・ソフト・コンテンツを機能的に組み合わせ、目的に応じて文書情報を有効に活用する」ことをB
:<h>文章情報マネジメントという。

現在オフィスで主流になっているC:<b>windowsパソコンの前身は、1984年にアメリカで登場したIBM社のD:<c>PC−ATと呼ばれたパソコンであった。そのパソコンが現在の世界標準(デファクトスタンダード)の原形となっている。理由は仕様自身の拡張性と、その仕様を広く一般に公開したことと言われている。
仕様の拡張性の最も重要なポイントは、パソコン本体と周辺機器をつなげる部分の仕組み(これをバスという)を定めることによって、パソコン本体と各々の機能を持つ周辺機器が、自由に機能を強化させたり発展できるようにしたことである。

日本におけるパソコンの普及
日本においては、IBM PC-ATが発売される少し前、NECからPC9801というパソコンが発売され、長い間そのPC98仕様が日本のオフィスパソコンの主流となった。IBMのように仕様を公開する方法を採らなかったので、各社から互換性のないパソコンが登場することとなった。1990年、状況は大きく変わることとなる。DOS/Vパソコンの登場である。DOS/Vパソコンの登場により、日本語処理など日本独自の問題から各社が個別に行ってきた対応が、共通仕様で処理できることになったのである。そしてその流れを決定的にしたのがWindowsである。
1995年に発売されたWindows95は、日本語の処理、使いやすさ、E:<e>ネットワーク機能の標準装備など、現在のパソコンに求められている基本的機能の多くを完成させることによって、またたく間に日本のオフィスパソコンの中心的な存在となった。

基本的な事務作業とその利用ソフト
@ 文章を書く =F:<m>ワープロソフト
A 縦横の数字を計算する =G:<o>表計算ソフト
B 情報を保存して必要に応じて取り出す =H:<l>データベースソフト
C 情報を伝達してコミュニケーションをとる =I:<k>通信ソフト

特に各々の分野の中心的なソフトウェアを一般にキラーソフトあるいはJ:<p>キラーアプリケーションという。日本語ワープロソフトの「一太郎」や「Word」、表計算ソフトの「Excel」などがこれにあたる。また、一般に業務パッケージソフトといわれる特定業務に特化したソフトウェア(財務会計ソフト・販売管理ソフトなど)の進歩も、パソコン普及の大きな力となった。

技術環境の変化
コンピュータ処理速度のK:<s>高速化・メモリーのL:<t>大容量化・高速の入出力インターフェイス、INS・光ファイバー網・高速通信インフラの整備に伴う通信速度の大幅な高速化・低価格化、磁気ディスク・光ディスク・メモリーカード等の目的に応じた各種記憶メディアの登場とその大容量化、スキャナの高精彩化・高機能化・カラー化等、ハード面の進歩は著しい。(M:<w>ハード面の進化)

文書情報を特定する文字認識や、検索情報を事前に体系的に登録せずに自由な検索情報で検索できる全文検索、コード情報に加えてイメージ情報やカラーにも対応した編集・加工ソフトから業務の作業手順にそって仕事を進めるワークフローソフトの導入など大きく進化してきている。(N:<x>ソフト)面の進化)

ファイルシステムは従来のスタンドアローン専用機からパソコンやスキャナ、プリンタ、ネットワーク、ソフトウェアから構成される、電子文書情報管理システム(EDMS)へと変わりつつある。

マイクロフィルムシステムは、O:<y>証拠性の高い記録メディアを使用したシステムとして、また安定性のあるシステムとして継続して使われている。
また、マイクロフィルムとデジタルメディアの両者のメリットを合わせたハイブリッドシステムも利用されており、マイクロフィルムとデジタルメディアとの相互交換業務も活発化してきている。

電子帳簿保存法により、帳簿書類のデジタル保存が認められたほかに、オンライン出力データの電子帳表化等、ホストコンピュータからメディアに直接入力保存するシステムが急速に普及してきている。COMはP:<A>長期保存性、証拠性、コスト等のメリットが生かせる分野で活用されている。



第2回確認テスト



1.下記のAからPまでの空欄に適切な語句を下記の選択肢より選んでいれてください。

コンピュータはその内部の処理は全てデジタルで行われている。
デジタルとは、「A:<1>0」か「B:<2>1」で事象を表現する仕組みである。
パソコン内部では、すべての処理が「2進法」で行われている。
パソコン内部では、最小単位であるビットが「0」か「1」かで、その意味を判断する。
そして8ビットや16ビットのようにいくつかの情報をまとめて意味を持たせることが可能である。
デジタルのメリットは、データの転送や記憶等も容易に行え、複製等も簡単で劣化が発生しない。
その管理する情報自体はいくら複雑になっても、その認識は「0」と「1」の組み合わせしかないため、回路自体をC:<7>シンプルにまとめることができる。

パソコンとは,「D:<10>入力」「E:<13>記憶」「F:<16>処理」「G:<17>出力」の機能しか
持っていない単純な機械である。
D:<10>入力装置
キーボード、マウス、スキャナー/バーコードリーダー、デジタルカメラ、その他
E:<13>記憶装置
メモリ、ハードディスク、その他
F:<16>処理装置
CPU
G:<17>出力装置
ディスプレイ、液晶ディスプレイ、プリンタ、その他

パソコンの電源を入れて立ち上げることを「起動」といい、その起動後に 基本ソフトウェア(OS)が立ち上がる。
OSとはH:<20>オペレーションの略で、一般に基本ソフトウェアと呼ばれており、パソコンの稼働中は常に実行されている。

コード情報とは文書情報のなかでも文字を中心とした情報、あるいはイメージ情報を検索するための索引となる目的で入力されている情報のことで、文字コードによって認識される情報のことである。
I:<23>キーボードからの入力
I:<23>キーボードからの直接入力が基本の入力方法である。
タイピングミス等が発生しがちとなるため、重要なキー項目にはシステム的にチェックデジットなどを利用して正確さをはかる必要がある。

文字と文字コード
文字は小さな点(ドット)の集合で表すことができる。
文字を純粋にイメージで保存すると1つの文字でも大量のデータ量が必要とされる。
そこで、1つ1つの文字をイメージで表すのではなく、文字に付けた固有の番号で管理する方法が考えだされた。
つまり、人の目で見える時だけ、保存している文字イメージを参照して、文字として復元して見せる。
このようにあるものを違った形に変えることを「J:<30>符号化(エンコード)」といい、逆に符号化されたものを元に戻すことを「K:<33>復号化(デコード)」という。
一般に「文字コード」と呼ばれているのは、この符号化された文字番号(情報交換用符号)のことなのである。

1バイトの文字コード
文字種の少ない欧米では、7ビットもしくは8ビットのコードを使う。
ISOやJISで定められた、0から127までの128個のコードに英文字やL:<34>記号・制御コードを割り当てている。これを標準規格という。
8ビットでは0からM:<28>255までの256種類の文字が使用できるが、7ビットと重複する部分はそのままにして、増えた128個に新しいコードを割り当てる方法が採られている。

文字コードと文字フォント
文字コードはデコードによってコードをイメージに変換していく。
文字イメージが収められたデータを「N:<37>フォント」といい、OS側が持っていたり、プリンタ等の出力デバイス側に備わっている場合もある。

フォントの種類
O:<38>ビットマップフォント
O:<38>ビットマップフォントのデータは、0・1のビットマップデータである。
大きく表示した場合、ギザギザが目立ってしまう。
P:<39>アウトラインフォント
P:<39>アウトラインフォントは座標値としてデータを持っており、画面表示や印刷する時に表示サイズに合わせてビットマップデータが生成されるので常に滑らかである。



第3回確認テスト


1.下記のAからIまでの空欄に適切な語句を下記の選択肢より選んでいれてください。

イメージ情報に関する基礎知識
実生活のほとんどはA:<2>アナログ情報である。
しかし、コンピュータは全ての情報をデジタルで表現する。
そのため、実世界のデータをパソコンに入力するには、A:<2>アナログ情報からデジタル情報への変換作業が必ず必要になる。

イメージ情報のタイプ
@ ビットマップデータ
ビットマップは小さな点で画像を表現する仕組みで、その画像を描く最小の単位は「画(picture)」と「要素(element)」という意味を合わせて、「B:<9>画素C:<32>pixel)」と呼ぶ。
また単に「点(dot)」とも呼ばれている。
ビットマップは1つの画像(イメージ)を1つ1つの小さな点で表現する。
従って、その特性上、画素が小さいほど精密な画像が描けることになる。

この画素の細かさ単位を「D:<13>解像度」といい、1インチ当たりの画素数で表す。
単位は「E:<19>dpi(ドットピッチ:dot per inch)」という。
A ベクトルデータ
ベクトルデータは、画像を「書き方の命令」の集まりととらえ、CADなどで利用されているデータである。

画質について
画像の品質(画質)を決める要素には次のものがある。
@F:<22>画素数、AG:<24>階調数、B画像のダイナミックレンジとS/N 比

@F:<22>画素数
画像を構成する画素の数をF:<22>画素数という。
画素数が多いほど品質は良くなるが、ファイルサイズが大きくなるため、入出力時間やパソコンでの処理時間がかかるなどの問題も発生する。
特にネットワークを通じて送受信する際には、ネットワークの環境により通信時間などが問題となることが多いので、画素数を多くすることがよいのではなく、使いやすさとのバランスから画素数の決定が必要である。
人間の目の解像力は20 dot/mm 程度である。
一般のカラー画像では、300 dpi (11.8 dot/mm 相当)とすればまず満足する値となる。

AG:<24>階調数
カラーやグレースケールの調子の段階を階調という。
デジタル信号は文字原稿のような白黒のみの画像では、2値情報が使われることが多いが、写真などの連続の階調を持った原稿では多値の情報を使用する。
パソコンが扱いやすい単位として8bit が使われるケースが多い。
8bitは2の8乗で256の階調を表す。
カラーの場合は、RGBそれぞれの色に256階調を持たせると、256×256×256=16,777,216色の再現ができることになる。
8 bitの256階調では滑らかなトーンのある明るさの変わり目などで段差が出てしまうことがあるので、デジタル化の前に明るい部分と暗い部分で階調に差をつけ(非線形処理)、段差を目立たなくする処理をする場合もある。
また、階調数を16bit、24bitにすることもある。

B画像のダイナミックレンジとS/N 比
入力する光学的な画像に対して信号として受け取ることのできる明るさの範囲、または再現できる明るさの範囲の能力をダイナミックレンジという。
スキャナで画像を取り込む際に、スキャナのダイナミックレンジが被写体である資料の濃度レンジより狭いと、低濃度側や高濃度側の階調(濃度変化)がなくなってしまう。特にカラー写真をスキャンする時には、このダイナミックレンジに気をつける必要がある。
SN比は、信号(S)と雑音(N)の比で、この値が大きいほどよい画質になる。ノイズが多いと、信号がノイズに打ち消されて、ダイナミックレンジは打ち消されてしまう。画像をクッキリさせるような処理をするときにSN比が低いと、ざらついた汚い画像になってしまうので、SN比にあった画像処理をする必要がある。

モノクロ画像のデジタル化

モノクロ画像には、大きくわけてH:<27>2値(白か黒)とI:<29>グレースケールに分けることができる。

@ 白黒2階調(2値)
画像の各ピクセルを、白か黒のいずれかにあてはめることにより、表現する方法である。(例:FAXなどで出力される文字原稿)
1画像を1ビットに対応させているだけで色成分を保存しておく必要がないため、データは最もコンパクトである。

A グレースケール
モノクロ写真のようなアナログの画像は、各点ごとに明るさの決まった連続的なデータである。

B カラー画像
2級の範囲外


第4回確認テスト



イメージ情報の入力・検索・保存



1.スキャナーの種類には下記のものがあります。下図どの種類のスキャナーであるか
下記の選択肢より選択して下さい。
@ <C>フラットベッド型スキャナ


A <A>ドラム型スキャナ


2.下記のAとBの空欄に適切な語句を下記の選択肢より選んでいれてください。

スキャナの性能
イメージスキャナの性能は、@A:<c>解像度A読み取り情報の選択 B読み取り 
 原稿サイズ C読み取りB:<d>スピードの4要素から判断できる。



3.下記の説明文は、どの保存メディアを説明しているのか、下記の選択肢より選択してください。但し、の中には全て同じ単語が入る。

・ IDE仕様とSCSI仕様があり、運用に関してより確実な運用、より堅牢な運用、スピードアップなどの面で様々な仕様が考えられ、その1つにRAID (レイド)がある。
RAIDシステムは、スピードを向上したり、複数のをあたかも1つの大容量ののように運用したり、1つのが故障しても他のがカバーする(故障対策)など機能を提供する。[<b>ハードディスク]

・Magnet Opticalは小型の光ディスクでデータの消去や再書き込みができる。[<d>MO]

・Compact Disk Read Only Memoryは読み出し専門のメディア であり、主にソフトの配布などに使用される。[<f>CD−ROM]

・Compact Disk ReWritablは複数回にわたって書き込みのできるCD/Rである。[<g>CD−RW]

・Compact Disk Recordableは書き込みのできるCD-ROMである。[<h>CD−R]

・仕様にはDAT、8ミリなどいくつかの仕様があるが、パソコンで行われているのは主にバックアップ中心である。[<i>テープ]



@文書情報マネジメントとは? Aコンピュータの基礎知識 Bコード情報(電子文書)とイメージ情報(電子化文書)の基礎 Cイメージ情報の入力・検索・保存 Dアナログ(マイクロフィルム)とデジタルのハイブリッド(融合) Eネットワークの知識 FCOMシステム G確認テスト
出典:デジタル化に対応した文書情報マネジメントの基礎と応用
(社)日本画像情報マネジメント協会新資格準備委員会編



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