アパーチュアカード
アパーチュアカードはおまかせ。 ぼく、キャビ介 が説明するね。 |
● アパーチュアカードとは? アパーチュアカードは当初、アメリカのペンタゴンで使用された。 図面は大きくて場所をとり、持ち運び、閲覧、管理もタイヘン!! 日本では戦後、とくに高度経済成長期から多く使用され始めた。 マイクロ化したものを図書カードのような紙(右図)に添付し、カード化するので、保存したり配布したりするに便利の事この上なしと言われていた。 アパーチュアカードの歴史は古いが保存用縮刷版としては未だ現役である。 ペンタゴンで使用されはじめたとはいっても、基本的には従来からなる35m/mロール状のマイクロフィルムの1コマ分のフィルムを切って、右のようなインデックス書込みできるカードに四隅をシールで貼っただけの事ナノです! しかし、紙による図面管理と比べるととても便利である。 とにかく アパーチュアカードは図面の管理用(縮小用)に今だ現役で使用されている。 詳細はこの枠を飛び越えて下です。 ◎ アパーチュアカードのデジタル化とは? デジタル時代の昨今では使用しやすいように活用用として、アパーチュアカードからのデジタル化も盛んになっている。 当社では、ただ単にTIFFやPDFなどに変換するだけではなく、図面情報内の各項目別にあるキーワードを拾いデーターベースをつくり、図面の画像情報とリンクさせて参照ソフト込みで、直ぐに使えるまでの対応しております。 まさに手取り足取りのトータルサービスですが、当社のデジタルシステム部で一括で対応可能としているので経済的な提案ができます。 これは図面情報が、パソコンで使えるということで(紙図面の直接スキャニングのご依頼とともに)多くの受注を戴いております。 そのデジタル変換サービスとともに、そのラスターデータをベクトルデータに変換して補正するラスベク変換サービスも受け賜わっておりますのでお問い合わせください。 ◎ デジタル情報のマイクロ化 (2002年の情報) CAD、CAMなどで作成されたデータなど、既にデジタル化されているデータを レーザー光線で35mmマイクロフィルムに書きこむ機器が日本でも発売開始。 (基本的にはベクトルデータをTIFFコンバータで変換し、そのTIFFデータを書込みます) 1998年頃以降から、海外では続々と登場しており、その書込みサービスも 当社デジタルシステム部において全国ラボでは一番最初にスタート。 同業者への啓蒙活動も行っています。 2001年7月より稼動開始。 当社のkms資材販売部では、そのレーザーライター機器の販売店にもなっております。 このレーザー機器は欧米各国で大量に売れはじめているドイツの製品であり 高性能で好評なマシーンです。 「ビジネスシヨウ2001」や「第12回 設計・製造ソリューション展」でもこのマシーンを出展しました。 雑誌や学会等にも取り上げられ、好評、稼動中です。 ◎ CADデータのバックアップとしてのマイクロフィルム ( 危険!!将来、今のCAD情報が開けるか? ) 家やビルなどの建物の寿命(50〜300年)年限と同じように その図面情報の保存が必要不可欠であるのに 今の保管で大丈夫かな? CAD、CAMデータやその同じ形態のデジタルデーターのバックアップのみで良し としていると そのデジタルj情報が50年後にまともに見ることができるかどうか? まったく保証が無いところである。 「結論として大きく2つの方法しかない」 1:媒体の変換 (アナログ保存がベスト) 2:データのマイグレーション (最新デジタルデータへの移行)である。 デジタルデータのみで情報を保存させようとする事は とても大きな危険を伴ってしまう。 海外での実務に基づいた合理的な方法を参考にすれば、 最終的には保存性の良いアナログ媒体(マイクロフィルムや中性紙の縮刷版など)で保存用を作っておこう。 通常はデジタルデータを活用することは今までと同じ。 十数年先にそのデジタルデータが開けない時こそ、アナログデータを光学読み取りをしてデジタル情報を復活運用させることができるようにしておくのだ。 光学読み取りの場合には、マイグレーション費用と比べてコストは想像がつく。 現在の日本のCAD・CAMデータ管理者は、将来にむけて事のほか重大な位置にあり、保存責任も回避できないこととなってゆくでしょう。 |
アパチュアカードの依頼の仕方 (35mmロールフィルムを作成してそれをカードにマウントする) |
依頼するときは 「ピッチは5.8m/m(5〜7m/mでも可)のアパチュア用だよ」 という指示を忘れませんように! |
カード記載内容 と コマ間隔について このカード自体にパンチ穴をあけたりコードNo.をつけたりとカード自体に0101を付加した使われ方も一時期はしていたのだ。 カードには図面No.とその図面に関する内容を記入(パンチ入力)して使用している場合が多い。 別だてにインデックスやデータベースを評細につくれば、図面No.のみに羅列しているカードは簡単に検索でき、内容の確認もできるのだ! それと発注の際、注意しなければならない事は、通常撮影時35m/mは、フィルムとフィルムの間(ピッチという)が2m/mである。 それでは、カードにシールでマイクロフィルムを貼り付けるとき、左右の貼りつけ部分が足りないことになる。 撮影の時に 「ピッチは5.8m/m(5〜7m/mでも可)のアパチュア用だよ」 と指示を忘れませんように! くれぐれもご注意下さい。 |
コストについて (当社の実績) 結論からいうと アパーチュアカード1枚当たり MIN MAX 135円 〜 485円 となります。 (平均 250円くらいかな・・・安価でしょ、 流れ作業で効率化を図っています!) とにかく、当社の営業が原図を見て、さらに正確にお見積もりしてます。 当社は同業のマイクロラボからも業務の受注を頂くほど、安価で丁寧な対応をしております。 当社の受注体制は、技術力と設備、より安心の保証、セキュリティー体制を駆使しており、高く評価頂いております。 計算の内訳は、 ・カード代金は¥13/枚 (オリジナル形式) ・図面から文字を拾い入力する代金 + カードへの印字作業 50〜200円/枚ぐらい(1文字〜50文字くらいまで) (漢字より英数文字が安価、字数は少ないほど安い) ・カードにマイクロフィルムを貼り付けるマウント代が¥8/枚 ・撮影代と複製フィルム代、 撮影代は、1日当たりの撮影処理量で決める。 実績としてのミニマムとマックスは(50円〜250円/コマ)である。図面撮影代金の詳細はこちら ・価格の話に繋がるんだけれど、もう一つ、注意しておかなければならない事は、アパチュアカードは無くなりやすい・・・、 という事。 使用した人が必ず同じカードNo.の位置に返却するというモラルが徹底されないと大変!! 必ず、オリジナルネガフィルムと複製ネガフィルムを2部作ることをお勧めします。 複製ネガはD・D(ダイレクトデュープフィルム)という。 その複製フィルムをアパーチュアカードに貼りつけること。 そしてオリジナルフィルムはロールで長期保存用として管理し、カードを無くしてもこのロールさえあれば、複製を作れてアパーチュアカードを再製できる。 D ・D複製代は、¥14/コマといったところで経済的。 又、マイクロフィルムを将来、デジタル化して活用しようとする時にはアパチュアカードをスキャンするよりも ロールフィルムの方が、若干安価にできるし 保存状態ゆえか、画像がより鮮明な事例が多いのです。 複製D・Dフィルム 上にも書いたように複製D ・D(保存のきく銀塩フィルム)を作ってそれをマウント (カットして貼りつけ) してアパチュアカードにしておいた方がよいし、みんなそうしている所が多い。 「ネガはロールで保存用、複製フィルムはD ・Dフィルムでマウントよろしく!」 と業者にお願いすると 「さすがっ! 」 って思われますョ。 その昔、ジアゾフィルムを活用フィルムとして頻繁に使用していた時代もあったが、解像度は良いが耐久力にかける。 今ではほとんどお声がかからなくなったシロモノが一世を風靡したときもあった。 今は保存を考えて90%以上銀塩フィルムですネ。 (上記の価格は、一回のご注文が100枚以上のときの価格であり 少数短納期には条件が変わりますのでお問い合わせください) 以上、もっともっと詳細は、営業部、又はMF技術部に詳しい専門家がいっぱいいます。 TELやメールをお待ちしています。 |