30度あおり撮影
劣化が原因で大きく開くと崩壊する恐れのある洋書の特別撮影方法
30度あおり撮影とは
- 高精度あおり機構アダプター(当社と産業技術総合研究所様との共同開発)を使用したデジタルカメラによる、洋書のデジタル撮影サービスを開始しました。
原本の崩壊の恐れから、デジタル撮影を行うことが難しいと判断され、撮影されないままの洋書が存在します。それらを30度の見開きで撮影し、斜めから撮影した状態でも全面にピントを合わせることが可能となりました。(下記サンプル画像参照)
今までは… <一般的な撮影>
これからは! <30度あおり撮影>
高精度あおり機構アダプター(産業技術総合研究所様との共同開発)
- 経年劣化した貴重な洋書を撮影する場合、原本を大きく見開くことにより「原本の崩壊」が多発します。対策として、あおり(ティルト)手法がありますが、あおりの微調整やピントの調整が難しく、ゆえに電子化も難しい状態でした。そして、90~180度の見開きを原本に強いる方法でした。
新撮影台と新撮影装置(高精度あおり機構アダプター)により、原本を30度の見開きで、被写体の全体にピントを合わせて撮影することが、可能となりました。
<今までの> 30度見開き撮影
各カメラ・レンズ毎の被写界深度により、被写体の一部にしかピントが合わず、
斜め縦長の絵図の全面にピントを合わせることは不可能
<新しい> 30度見開き撮影
30度見開き撮影の場合でも、被写体の全面にピントを合わせた画像撮影が可能
お客様事例
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- 東京大学 経済学部図書館 様
- 所蔵資料 アダム・スミス文庫(PDF、約4MB)
(下記元データよりP.1~20まで抜粋) ※掲載許可承諾済 - 元データ:東京大学 経済学部図書館 デジタルアーカイブ(PDF、約188MB)
- 一橋大学 社会科学古典センター 様
他
2013年8月 事務機器ニュース様 新聞取材記事
「貴重な書籍や学術文研資料等を 30度撮影装置開発」
-国際マイクロ写真工業社と産総研-(PDF)
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(株)国際マイクロ写真工業社 営業部 |
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