国立国会図書館(NDL)大量電子化プロジェクト
   2010〜2011年 : 平成22〜23年
 本 国家プロジェクト(約217億円うち約7億円) を一社で
   対応出来得る会社は、世界中で当社のみ
   プロ中のプロ 国際マイクロの、古文書のデジタル撮影技能
    ・各ソフト ・ノウハウ ・様々な経験等 は
   「新資本主義」
「一億総活躍社会」 の実現に最適
   「素人のセミプロ化」
技術指導D記載 の実績を積みあげる。
落札企業
  首都圏ソフトウェア協同組合で落札
  NDL受託契約書は国際マイクロと連盟で押印
● 世界レベルの高品質を誇る大型プロジェクト:
  約7億円プロジェクト・ 約 1500万画像 約10万冊の確認と移動・
  デジカメ撮影・画像加工・後処理 等を 1年4ヵ月で納品
世界唯一の技術力
  国際マイクロは全行程業務を
外注に出さない体制を確立
ソフト70項目以上の多くを全作業と並行して作成:
  国際マイクロのシステム開発 (首都圏ソフトSEと共同開発)
● 人員配置・工程管理図:
  国際マイクロ写真工業社 & 首都圏ソフトウェア協同組合
  人員配置表 (配置)  PDF版
【作業現場 : 国際マイクロ 潮見スタジオ
バーコードを解析して原本搬出、作業場で再確認
前処理 原本確認 等

大規模デジタル化 デジタル化作業場
デジタル入力 (70台)

国会図書館デジタル化 現場
2〜3交代制

大規模プロジェクト HDD管理等の困難な作業 HDD管理 等 (3500台)
大量処理では思わぬ問題が多発
画像検査
画像検査処理ソフトを都度に作成して対応
画像検査
大規模プロジェクト カラーマネージメントを徹底
RAW現像 &
カラーマネジメント 等

場所: 江東区 (日通倉庫) 800坪
 (400坪×2フロア) +
  (本社&別館)   +
 他、搬出入は国会図書館内にて

プロジェクト人員:
 MIN 181名 〜 MAX 325名/日
画像処理の高速化を徹底
サムネイルチェック &
トリミング


超困難 JPEG2000画像変換作業 国際マイクロにて対応
JPEG2000変換 &
画像加工 等

出張先倉庫の増設カメラ
セキュリティカメラ
(記録機付)

エラーレートチェック 検査 
ブルーレイディスク
書込み & チェック
(エラーレートチェッカー)


 

 ●各工程
 《 作業詳細は分量が膨大なため等により未公開 》

 ・原本の搬出入準備: 
 ・搬出入作業: 
 ・撮影前処理:
 ・デジタル画像撮影: 
 ・画像検査: 
 ・デジタル画像処理: 
 ・付属画像処理: 
 ・テキスト入力:  
 ・テキストデータ確認: 
 ・JPEG・JPEG2000 ・SSIM変換等 画像処理作業
 ・ウィルスチャック:
 ・BD−R 書込み: 
 ・画像データ整合性チェック: 
 ・BD−Rエラーレイトチェック:
 ・逐次納品:


 
 ● ソフト開発 (※ 開発ソフト所有権は国際マイクロ)

   電子化における画像加工等の処理ソフト
   社内にて70項目以上を開発 
   下記一例:
   
            ・・・ 記 ・・・
◆ 工程管理システム (書誌・HDD・BD-R管理) を自社開発
  ・各作業工程ごとに、登録・ステータス管理などを実装
  ・書誌の搬出・撮影・現像・加工・返却など 十数工程
  ・1書誌ごとに 「どの工程なのか」 を一元管理
  ・管理対象は約 10万冊 
 
 ◆ HDD貸借管理システム
  ・撮影した画像を保持するHDDを管理
  ・各種作業工程に合わせて 貸し出し・返却などをGUI表示
  ・作業漏れ・再作業など 工程管理システムと連携し稼動
  
 ◆ その他 各工程ごとにツールを開発
  ・画像加工プログラム (RAW・TIFF・JPEG・JP2000変換)
  ・SSIM 画像加工・検証ツール
  ・納品用の画像集約ツール
  ・トリミングツール・画像チェックツール    等


大切な資料 高精細にデジタル化

国立国会図書館様からサンプル審査で
合格を頂いたものを使用
・木製2重テーブル 自社独自設計
 (ブックホルダー開閉の微振動がカメラに伝動しない)
・木製ブックホルダ 自社独自設計
 (様々な原本の状態・大きさや厚さ)にあわせて10種類以上を作成)
  錘や台座等も自社独自設計
・高解像度デジタルカメラ 2機種
 (キヤノン・ペンタックス)
・フットスイッチ又はレリーズ
・カラーマネジメント、マニュアル以上の対応
・リアルタイムディスプレイ(左)
・一部ジグビューシステム
・画像確認セット
・入力済み画像の即時確認様の
 パソコン+ディスプレイ

・コピースタンド及びコピーライト

コピースタンドCS-3コピーライトFL-2152

以上の撮影セットを70台分使用。

各機種の組み合わせを繰り返し、
約 1500画像の安定した品質、
大量電子化に貢献することが出来ました。

  ※ 機材 ・ ソフトの改造や改善など
     わたしたちの我儘に答えていただいた
     「製造各メーカー」 様に感謝

大量電子化の成功に至るまで
 

【 有志に感謝: 代表 森松より 】・・・この場をお借りして

「世界に誇れるグローバル(国際的)な仕事の仕方をしよう、 
 日本人の記録 ・ その電子化とWEBでの公開のお手伝い、
 私達の力で創ってゆこう」

平成7年 デジタルシステム部を創部して以来
「記録の電子化」 を日々行いながら 私達は社員とそのように言動してきました。

結果: 現在 当社の 「記録のデジタル化」 と そのWEB上の 「画像参照ビュー」 は国公立大学図書館をはじめとし、 kmビューの各シリーズ ・ 動画配信ビュー等、 無償の画像参照ソフトを含め、日々バージョンUPしながら図書館・資料館・各組織様にてご活用戴いております。

NDL様の大量電子化業務: 
 仕上がり見本 メーカー別比較

国内外の高画素の 「オーバヘッドスキャナー4機種」 と 「高画素デジタルカメラ4機種」、他に数種類のフラットベットスキャナーのサンプル画像等を作成し、社内において仕上がり画像の比較を従来より行っておりました。それぞれの機材・ソフトの長所短所を含め 入札の事前に NDL様 と共有。
 ※ 短所をWEB上で公にしない・・・という条件付でサンプル作成のご協力を戴けた機材屋様も有り

●工程管理の共有

400名におよぶ作業人員の各情報を 各責任者と管理者がタイムリーに確認できる仕組み造り。 人間の 「作業工程メモ(記録)」 や 「マクロを利用したエクセル」 の工夫では追いつかない事態は少し予測して準備していた・・・が想像以上に作業場の問題、その情報管理の問題が多発。

工程管理処理の各バージョンアップが必要となり、火急に対応。
従業員全員、仕事が順調に流れるまで眠れないような日々が続き、皆さん共々たいへんな工夫と努力が必要であり、苦労さまでした。
私達が培ってきた 「技」・「技術」 は これらを基として 「電子化の世界」 を良い方向へと変えられます。

●バッチ処理ソフト:
画像のバッチ処理ソフトの開発項目もふくめれば、大まかなものでも70項目以上の開発に成功。 各SEの迅速な対応、その能力に感謝。 実際に作業しながら発生する様々な問題。 その対策のための 5000万円〜1億円に相当する開発等は当社のみでなく、今後の日本の大量電子化業務の 「宝」 につながってゆく事は間違いない。

●協力者:
として「首都圏ソフトウエア共同組合」の会員企業はその社員で数千人のSEが備えており、特に画像処理・管理ソフト開発等、優秀な人員の調整が整い、どうにかしっかりと対応できました。

●有志:
私(社長)の友人など、国際的にも活躍するコンサルタント・SE方々の貢献度は高く、「世界に誇れる大量電子化、その成功を!」 と実務・マネジメントともに力を見せてくれた有志 の力に支えられ、商いの王道をあゆみつつ 知的財産を開示させる大きなプロジェクトで 素晴らしい画像で提供できたことをここに感謝いたします。その事をここに記録しておきます。

●仕様書で明記されていない:
ような事柄が想定以上に多発。
品質管理規定 ISO9001(2001年からPDCAを回す)に準拠 「不適合・クレーム」 の 「原因の追究」 と 「再発の防止」

当社ISO9001では、独自に追加で作成した「問題提起」と「予防措置」が効力を発揮
 ・「問題提起」の収集・その確認・対策
 ・「予防措置」の提案・予測の収集・事前対策
 現場において、日々起こる非常に多い諸問題、その報連相の徹底を教育遵守。 NDL様 (アクセンチュア様) に適宜報告。

●ISO9001:
の仕組み、各トラブルに対してその都度に 「PDCA」 を回す習慣が2001年から社内で構築していたが、もし、その習慣が途絶えていたら、完成まではあと3倍以上の時間を要した、と感じています。

今後の 入札について
情報を扱う会社として 総合評価点制度 は必須。
「入札に参加を許される最低条件」 としての 5つを挙げるとすれば
★ 「ISO 27001」 情報管理
★ 個人情報保護法に準拠
★ 「ISO 9001」 品質管理 (品質基準の正直な報告と対策、再発防止のモラルの維持体制)
★ 「実績」  過去どのような仕事をどのような設備で 自力 (又はどこに何を外注したかを明記) で成果を収めたか? の証明 
★ CSR: 経営理念や経営者方針も含め社長と従業員のモラールや習慣の徹底
が挙げられる。


国際貢献へ
創業1962年より 「絶えず 技術の向上を図る」、高い技術でお客様に奉仕し、国益を上げ、国際貢献を行ってゆく方向で 国際マイクロ写真工業社は進んでおります。 従業員 個々が自立し 志を合わせ 力を磨き、それを発揮できるよう心掛けてゆきます。

●「技術を開発できる組織」:
が下請け専門となりやすい Cランク から A ランク業務 に参加できる、という仕組みを作っていただいた官公需適格組合。 それを認めて戴いた中小企業庁様、そしてそれを最初に提案して実行まで成功された諸先輩方々、もちろん首都圏ソフトウエア共同組合の皆様も含め、心より感謝を申しあげます。 今後も世界に恥じない仕事、誇れる技術開発を行って参ります。
            森松義喬拝