紙焼き部門の責任者の北出と申します。
日々、膨大な紙焼き業務を戴き、感謝いたしております。
わたしがご案内いたします。
マイクロフィルムから紙焼きを作成する
方法には、大別して2種類あります。
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@マイクロの印画紙・モノクロ用印画紙
特徴は? 仕上りは?
引き伸ばし機にフィルムをセットし、フィルムを透過した光により、印画紙に露光をかけます。
その印画紙を、現像停止・停止処理の際、各薬品を使用して処理します。
その後、薬品を洗い流す為に入念に水洗処理を行ないます。
乾燥機に掛けて乾燥させて出来上がりです。
フィルムのコンデションが少々悪くとも露光時の覆い焼きや露光秒数・現像時間を調整して等人為的にきれいに紙焼きを仕上げることが可能である。(職人技が必要)
フィルムのコンデションが良ければ、とても階調幅のあるリアルに近い複製が可能となる。
ただし、高価で量産が難しい。十分な作業時間が必要。
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APPC方式
特徴は? 仕上りは?
普通紙(当社では全て中性紙を使用)上に画像形成を得るハードコピーの方式です。
普通のコピー方式と同等のように仕上ります。もちろんハーフトーンはフィルムのコンデションと平行した
それなりの仕上りです。
写真モード等の切り替えにしてもやはり印画紙に比べ粒状性に限界あり。
作業操作は、(フィルムの取り扱いさえ注意すれば)簡単でく誰でも操作できます。
そして、比較的低価格で短納期 量産が可能。
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各特徴は、以下の比較表のとおりです
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マイクロ印画紙
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PPC方式
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中間調
(朱文字等)
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良(出す事が可能)
フィルムの状態が少々悪くとも加工できる
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悪(出ない場合あり)
フィルムの状態により極端に左右される
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ポジフィルム
からの伸ばし |
紙でネガ状態になる。
(フィルムと反転した状態)
例)地が黒で、白抜け文字となる
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ポジ・ネガ状態両方可。
(フィルムと同様、又は反転した状態共に可能)
普通は機器にNP双方対応機能がある
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ネガフィルム
からの伸ばし
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紙でポジ状態となる
(フィルムと反転した状態)
例)地が白で、黒文字となる(通常)
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ポジ・ネガ状態両方可。
(フィルムと同様、又は反転した状態共に可能)
普通は機器にNP双方対応機能がある |
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