仕事はじめ 朝礼 (平成16年1月5日 9:00〜10:30) 社長あいさつ (起立) 従業員のみなさん あけましておめでとうございます。 *経営理念・会社方針・品質方針 (唱和) (お手持ちの一ページからみてください) 2004年の国際マイクロの経営方針は 「プロジェクトM」 7つの体制の確立です。 7項目は年賀状2000通以上のお客様方へ通知して公約しています。 『 プロジェクトM 』 -−マイクロフィルムをコアとした情報加工の専門企業をめざす−- 7つのMの体制創りに挑戦 M1 :マイクロフィルムと原本との100%真正性-------------撮影と検査新システム M2 :マイクロフィルム・デジカメ撮影の高品質化------------撮影・現像の技術力強化 M3 :マイクロ画像のデジタル変換----------------------高品位・高速・低価格への挑戦 M4 :マイクロ画像(カラー含)のデジタル活用--------------ソフト開発・WEB公開含むソリューション提案 M5 :デジタルデータのマイクロ化-----------------------万全なセキュリティーに挑戦 M6 :デジタルスキャン・マイクロ化の被写体取扱い知識------蓄積と共有 M7 :マイクロフィルムの管理・保存コンサル---------------保存環境調査と実施 以上です 各部長から、昨年の目標達成結果と今年のその7つの公約の達成と2004年の数値目標達成のための具体的な行動指針を発表していただきます。 各部長の発表 *2004年の数値目標の発表 売上げ・粗利益率・経常利益の数値目標 *各部長:発表 社長の年頭のことば 仕事はじめに際して、話しておきたいことが大きく2つあります。
ひとつは「私たちの仕事とはなにか」を考えながら仕事をしよう ということです。 ●私たちの仕事とはなにか?を考えながら仕事をしよう 今年の干支は申年ですね。実際に動物の猿は人間に次いで最も知能の発達した動物といわれていますが、人間のように図形や文字などに意志を表現して媒体に記録し子孫に情報を伝達する術がありません。 耳にタコの話を繰り返します。 記録ができるということは地球上で人間にのみ与られたかけがえのない能力であり、文明が発達できうるための天から与えられた恩恵なのでしょう。 自分の一番大切な人との記録や自分の記録・組織のさまざまな記録。 人や組織が消滅したらその記録もゴミとして消滅させることも選択肢のひとつにあります。 しかし、その人間・組織が確かにその時代に生きていた という証が記録です。 記録を後世に伝達させる行為・作業自体が、その記録を価値として見出す未来の人々のために 私達が到底計り知れないほどの重要な価値を未来に継承していることである ということを強く意識しましょう。 ・「記録を残す」という確固たる意志 それら現存する記録類は、記録類が勝手に現存しているのではありません。 「記録を残す・という確固たる意志」をもった様々な分野の人のバトンのリレーが途絶えることなく働いた結果として、記録が現存しています。 石に刻まれた絵文字なども、作成した人間の「残そう」という「確固たる意志」が働いたからこそ、硬い石(媒体)に大変な労力を使って刻んだ、ということが言えますね。 私達ひとりひとりが今、そのバトンを握っているのです。 全員が「確固たる意志」をもってそれを引き継がなければなりません。 ・戦争や地震などの人災・天災に備えた情報の分散管理 しかし、そういった記録を残そうとする人の意志を打ち砕く事が、世界中で日々くりかえされています。 戦争や地震などの人災・天災です。 戦争・紛争による記録の破壊は今でも、いつの時代でも世界のどこかで繰り返し勃発しています。過去も現在も未来も人間は愚かな行為を繰り返すものだということが解り、想像できます。 災難の時代には平和への努力・創意工夫を・・・ 平和の時代には災難を想定した準備・そうならない為の努力、またもっと先の未来の為への努力・創意工夫をするべきでしょう。 地震、それに伴う火災や津波もどれだけ多くの記録を破壊しつづけてきたのか想像もできないほどですね。 天災・人災を乗り越えて記録の伝達を計ろうとするとき、 「複製物をつくりそれを分散管理させる」という方法は賢明な処置です。 オリジナルを補修・修復して管理することは最重要です。そして複製(媒体変換)を作成して分散管理させなければなりません。 天災・人災によって崩壊しつづけてきた記録たち。 その悲惨な経験から学ぶ最善の対処方法が記録の媒体変換・分散管理です。 まさに私達の仕事として日々実効しているのことですね。 記録資料を扱う、という大切な役割を国際マイクロに所属する従業員全員が背負っていることを光栄に感じ、その意味を再確認しましょう。 ● 利益をあげなければならない もうひとつは、 私たちは会社法人としてあたりまえの事ですが、「利益をあげなければならない」 ということです。 私たちの市場は、資料のマイクロフィルムによる保存とデジタル運用(WEB参照)という市場です。 現在市場は小さいながらも、今後ますます必要とされる重要な市場であり、そうならなければならない、させなければならない市場ということが言えます。 私たちが使命感をもちながら、必要な付加価値を追究し、従来のノウハウを掘り下げ、研鑚を怠らなければ結果として他社との違いをさらに構築してゆくことになります。 価格競争や異業種等の参入(ブローカーの参入)などはまったく問題のないことです。堂々と現在のチャレンジを進めましょう。 現状として少しでも利益体質を維持しなければそれ以前の問題となります。 そして 「儲けすぎない損しない」 という創業者の信念を貫きましょう。 従業員ひとりひとりがさらに安心して生活し、思いっきり仕事できる環境・土台を自分達でつくってゆきましょう。 ・ 正しい評価 今年は私と各部長・主任が業務の効率化などを含め今まで以上にみなさんとコミュニケーションすることになります。相互評価も参考にします。 自分の日々の仕事は、作業報告書で報告 (自慢したり弁明したりもOKです) を基本としてください。 評価の高い人は表彰して賞賛し、年末賞与のように確実に還元し、努力に正確に報いる体制を心がけます。 ・ ISO9001に全員参加・絶対に不適合報告書を隠さない 今年の経営戦略、プロジェクトMの最重要課題はISO9001をまわすこととチャレンジシートを動かすことでクリアできます。 不適合報告書・クレーム報告書・予防措置・問題提起を正確に報告する義務を怠ることは許されません。不適合を隠した場合、会社で決めた事になかなか従えない場合は、主任・部長以上で調整して処遇・待遇を改めてゆくことになります。 稟議書も遠慮することなく、どんどん提出してください。 ・ 仕事や勉強・開発ができる環境に感謝しつつ未来をつくろう ここ数年は従業員の採用面接でとてもたくさんの人を不合格とさせていただきました。 ここにいるみなんさん一人一人は生え抜きであり、かつ今、新年を迎え健康で仕事ができるというラッキーな方です。 来社されるお客さまがたも業務中の対応や挨拶も 「しっかりしてますね」 という良い評価を頂戴できています。 各人で社外研修にも積極的に参加していますし、部毎の勉強会・社内テストや社外資格の挑戦者が多くなっています。部長・主任たちが率先して挑戦しているからでもあり、そのかいがありましたね。 世の中にかならず必要とされる仕事。それを忠実に行い、創意工夫してゆく習慣をさらにつけてゆけば、世界の経済状態や環境がどのように変化しようと 必ず明るく楽しく有意義な人生につながるでしょう。 今年も一年間、昨年にもまして勉強し、業務改善・研究・開発・新サービスの創造をコツコツと取り組んでゆきましょう。 |