読めなかった文字が読めるように赤外線(撮影とスキャニング)サービス

「スス」やホコリで見えなくなってしまった文字をくっきり

赤外線<撮影とスキャニング>サービス
 例えば煤で汚れてしまった木簡の場合
煤けてしまって文字が読めなくなった木簡

 どうして赤外線を利用すると見えないものが見えるようになるの?
近赤外線は一部のインク類や煤、漆などを透過します。
絵画資料の下書き、煤で文字が判読困難な木簡、漆紙文書などの調査に有効です。
非接触の俯瞰撮影のため劣化している資料や立体物に適しています。
 赤外線スキャニングの特徴
赤外線スキャニングの特徴 ・当社独自のサービスです

A3サイズ(297×420mm)程度まで1回でスキャニング可能。A3サイズを超える場合、分割して電子化します。接合作業は行いません

・短時間の赤外線照射なので、資料を痛めません
カメラ型と異なり、貴重な資料に対し待機時に赤外線を照射しません
画像取り込みのために赤外線を照射する積分時間は数秒以下です
また、取り込んだ画像を直ちに確認できるため失敗がありません

・正反射光を回避した光源配置により、テカリのない画像を得ることができます
濡れたままの資料も「テカリ」無しにキレイに取り込みできます

 赤外線撮影の特徴
赤外線撮影の特徴

デジタルカメラはCCD素子という部分で受光し、デジタル画像を作成します。
CCD素子の受光感度範囲は約400nm~1200nmです。
しかし、一般的なデジタルカメラは赤外線カットフィルター等を使用し受光感度範囲を可視光線域の400nm~800nmに設定しています。
可視光線外の光はデジタル画像においてはノイズとして表現されてしまうからです

当社ではデジタルカメラの赤外線カットフィルターを取り外し、さらに可視光域の光をカットするフィルターをレンズ部に設置することで、800nm~1200nmの近赤外線デジタルカメラ撮影が可能になりました


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