記録: 【 まつや 】様 企業アーカイブ
{ まつやの おやじさん ・ おばちゃんに感謝 }

牛米先生へのプレゼントとして試しに作成しました:
 『まつやがなくって寂しい』方々へ  の企業アーカイブです

   東京都新宿区神楽坂  閉店 2014年 平成26年5月31日



            
感謝のことば
  まつや 殿(本名)
東京新宿 神楽坂において 長きにわたり店名「まつや」様による飲食のサービスを平成26531日までご健康の続く限り遂行を成されました
御両名によるお心遣いあるおいしいお肴とお酒のご提供の場は 世界へ社会貢献戦に進出し切磋琢磨する企業家の談話の場として生家の居心地を想わせる環境でした
また 将来 人類の化学を背って立つ東京理科大学 及び法政大学等 前途有望な学生諸子の憩いと慰めの場でした私共の想像を遥かに超える「まつやファン」の方々がまつや様の場においての会話 お食事とお酒を明日への力に変へて社会に貢献された事と存じます
私達 国家の記録を保存・活用させる組織として まつや様を記録しつつ その貢献を賞賛し深く感謝の意をここに表します  
      2014
平成267 吉日
    株式会社    代表取締役社長 Y・M  従業員一同

 
 
東京新宿区の 「神楽坂小道」 紀の善 不二家の近くを通るたびに
イキイキとした おじちゃんとおばちゃんが記憶に登場してきます。
いつでもイキイキとして    感謝!


下記 2015年1月21日  借用画像・借用文章

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連日忘年会続きで大変ですね、皆様。
交友関係があまり華やかでない私は自宅で連日一人寂しく忘年会です。
世間の酔っ払いに軽い嫉妬すら抱いております。
といっても年間300日くらいは宴会テンションで飲んでいるわけで(65日は軽く飲む程度)、
いつが忘年会で、いつが新年会で、いつが納涼会で、いつが花見だか、もうさっぱり分からないんですけれども。
そんな事はどうでもよくって、飯田橋は「まつや」で飲んでまいりました。

飯田橋の西口から神楽坂を少し上がって右に入る路地「みちくさ横丁」にあるお店です。
居酒屋というか小料理屋というか微妙な感じで。
このお店、法大生、理科大生なら誰でも名前くらいは耳にしたことがあると思われます。
そのくらい有名。←どのくらいだよ。
何がどう有名かといいますと、その建築なんです。
お店に入るとまず3〜4名座れるカウンターがあり、その向こうにおじちゃんとおばちゃんが狭い厨房であたふたしております。
そのカウンターは常連客限定の匂いがするアレなので2Fに通されるのですが、この2Fに上がる階段がもの凄い急角度。
人によっては手を使わなければ危険なくらい。
2Fにあがると6畳間クラスの和室が一部屋。
小さめのテーブル3つを人数によって使い分けます。
床はお世辞にも綺麗とは言えない年季の入った床です。ものすごい「昭和臭」がします。

うーん、言うなれば「民家」なのです。
「レトロ風居酒屋」とか「古民家風旅館」とか流行っているようですが、「○○風」には醸し出せないリアルな昭和臭が
このお店にはあります。はい。
そして圧巻はその2Fからの注文方法です。
これがまたこのお店の特殊な建築を十二分にいかしたものとなっております。
画像を見てもらうと分かると思うんですが、パイプがあるんです。パイプ。
で、これが2Fの床(=1Fの天井)を貫いていまして厨房とつながっているんです。
このパイプに向かって、
「すいませーん。瓶ビールとアンキモくださーい。」
と言うと、下からパイプを伝って
「あいよー!」
と聞こえてくるという塩梅。

初めて来るお客さんはその光景を見て動きが止まったり、笑いが止まらなかったり。
どちらにしても酒は進みます。
こんな不思議な潜水艦体験をできるのは都内広しといえどもココくらいのものではないでしょうか。
またそれが神楽坂という高級料亭街のすぐそばにあるのが笑えます。
是非、建築関係、設計屋さんの方に行ってみて欲しいお店であります。まつや。
ちなみに建物で笑えるだけでなく、このお店の鮪のカマ焼きとだし巻き玉子は絶品です。いやマジで。 
  
 
 

季節料理 まつや 居酒屋 きせつりょうり まつや

〒162-0825 東京都新宿区神楽坂1丁目14 東邦ビル TEL:03-3260-8785
日本料理店で修行した後、色々なところで更に日本料理の勉強をし、昭和36年に独立しました。
(阿佐ヶ谷、渋谷、神楽坂)

古い建物をそのまま使用しています。水槽があります。
料理は伝声管で注文していただきます。
料理は全部手作り(タレなども含めて)。
1階カウンター4席 2階は15名くらい座敷(板の間)
宴会も出来ます。

おすすめメニュー

  • 季節の刺身 600円〜
  • イカと桜エビと玉ねぎのかき揚 1人前3ヶ 480円
  • 立田揚 460円
  • 玉子焼き(だし巻) 450円
  • まぐろカマ(トロ)焼、大小あるので目方(ハカリ)で計算します。


 神楽小路
 早稲田通りに戻り、いよいよ神楽坂である。目的の店は神楽坂の入口に近い場所にある。
神楽坂がまだ昇り坂になる前、右手に「神楽小路」という飲み屋街がある。
その「神楽小路」を入って少しすすむと、右手にさらに細い「よりみち横丁」という10メートルほどの
長さの路地がある。どこか闇市的な雰囲気を残す路地の中にはバーや居酒屋など10軒ほどの店が
軒を連ねている。その一番奥まった場所に居酒屋「まつや」はある。
 
 店に入ったのは、午後8時45分頃であった。入口を入ると、目の前は5人だけのカウンター席である。
カウンターの中には大将らしき御老人が座っており、カウンターの外に同年輩の女性が座っていた。
客は一人もいない。私が中に入ると、「はい、いらっしゃい」とお二人が動き始めた。
 「雨が降ってきましたよ」と話をする。言うそばから、雨足がどんどん強くなってゆく。
 「レモンサワーお願いします」と言うと、女将さんがゆっくりとしたペースでレモンサワーを作ってくれる。
 「それから煮込みをお願いします」と言うと、大将がまたゆっくりと調理を始める。
 レモンサワーを飲みながら煮込みを食べ始めた頃には、外はどしゃぶりの雨になっていた。
「こちらのお店は何年前からやっておられるのですか」と聞くと、
「15年前ですよ。以前は渋谷で店を出していたんですけどね・・・でも、私らの前の人は終戦後
すぐからだそうですよ。」
と大将が答える。
終戦後すぐから建っている建物なのである。闇市的な雰囲気が残っているはずであった。

 他にお客さんも入ってこない。お二人で交代に私の相手をしてくれている。
客筋は大学生やOBが多いそうである。また、音楽関係の人も多いらしい。
 次に瓶ビール大瓶(550円)をお願いする。大将は81歳であるという。
調理する様子を見ながら、大将が疲れてしまわないように、少し間を置いて注文をすることにした。

 午後9時過ぎになってトイレに行きたくなった。実はここの二階席が秀逸なのである。
カウンター脇から急な階段が曲がりながら二階へと続いている。
手をそえて昇らなければならないほど急で狭い階段である。
階段を昇りきると目の前に木の扉があり、その中がトイレになっている。
トイレの窓から外を見ると、隣の建物の瓦屋根越しに神楽坂通り沿いのネオンが見える。
外は激しい雨が降っている。
 トイレから出ると、脇にガラス戸がある。
中をのぞくと、ちょうど6畳ほどの空間があり、座卓が3つほどあった。
窓の外から看板の光が入ってくる。なにやら古い日活映画でこんな光景を見たような気がする。

 今度は玉子焼きをお願いした。この玉子焼き(430円)はこちらの名物料理である。
女将さんが玉子を割り、大将が丁寧に出汁巻き玉子を焼いてくれる。
 出てきた卵焼きは予想よりもかなり大きかった。そして、うまかった。
この玉子焼きだけで酒を飲む客もいるに違いない。ここで、焼酎ウメサワー(300円)をお願いする。

 お二人は練馬区の大泉学園から神楽坂まで毎日通って来るのだという。
ゆえに、電車で帰らなければならないのだけれど、お客さんの中には、こちらの店の二階に住んでいると
思っている人もいるのか、午前2時とか3時まで呑んでいる方もいるそうだ。
それを御夫婦は辛抱強く待ち、二階で仮眠をとってから朝になって帰るそうである。
商売とはいえ大変である。心当たりのある方は気をつけてあげて欲しいものである。

 まだまだ雨は降り続いている。
マグロの竜田揚げがよく出るという。しかし、今日は鳥の竜田揚げしかない。
実は私は竜田揚げ好きである。最後に鳥の竜田揚げ(460円)をお願いした。
これがまたうまかった。ついついレモンサワー(300円)を追加してしまった。

 お勘定をお願いすると3,140円であった。店を出たのは午後10時30分頃であったろうか。
楽しくて1時間45分もおじゃましてしまったようである。
居酒屋にこれほど長居して、店の人を相手に話をするのは私としては珍しい。
大将と女将さんを疲れさせてしまったのではないかと心配になる。


 外に出ると、雨は止んでいた。実は北区田端駅周辺での落雷の為、信号システムに
異状が生じたのが原因で、JR山手線と京浜東北線の全線が午後8時40分頃から
1時間半ほどストップしたそうである。
気象庁によると、午後9時半までの1時間に東京都練馬区で41・5ミリの雨量を記録。
午後10時までの1時間に32・5ミリを記録した世田谷区では、一時、1棟が床上浸水、
2棟が床下浸水したという。
東京電力によると、板橋区、世田谷区、横浜市、埼玉県川口市で計約3650世帯が停電した。
また、東京・国立競技場で行われていた男子サッカーの北京五輪壮行試合、対アルゼンチン戦は、
雷雨のため、試合終了まで6分余りを残して打ち切られたのである。
私が楽しく「まつや」で呑んでいる間、外は大変なことになっていたのである。誠に申し訳ない。

 ここで帰るつもりではあったが、やはり母が育った場所に建つ万平ビルの中のいつもの
あの店に行きたくなってしまう。1杯だけ呑ませて欲しい。御先祖様へのご挨拶とでも言おうか。

神楽坂 居酒屋「まつや」
住所 東京都新宿区神楽坂1-14 神楽小路・よりみち横丁内
電話 03-3260-8785
定休 日曜日 営業時間17:00〜23:00
交通 JR「飯田橋」駅徒歩2分。東京メトロ南北線・有楽町線「飯田橋」駅徒歩1分。


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学生時代の行きつけだった神楽坂まつやから閉店のお知らせきた。
お父さんお母さんお疲れ様でした。
 

神楽坂のまつやで旧交を温める

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大学のサークル同期と10年振りに会って、飲む。
場所はというと...神楽坂の裏路地にあって、大学のクラスメイトとも
本当に良く行ったお店「まつや」

もちろん、卒業してからも何度か行った。
そうそう、かみさんも一度連れて行って飲んだっけ。


このお店の圧巻というべきことは、2階に宴席があるんだけど
塩ビ管を通じて、1階の御主人、おかみさんに注文をするところ。

初めて連れて来た、悪友もびっくり。

ここのお勧めは玉子焼き。絶品です。



周辺

まつや





 まだ帰りません。「鶴肴」の向かいの「季節料理 まつや」が気になってしょうがないからです。
半開きの引き戸からはじいさんがズボンを脱いで着替え中なのが見えています。
おやおやと思っていたら目が合ってしまいつい「やってますか」と尋ねるとどーぞどーぞ
とのことなので遠慮なく。
店内に入ってピーンときました。10数年顔を合わせぬ弟がかつて通っていたのはこの店ではなかろうか。
着替えも済んでウーロンハイを注文すると早速そのことを切り出してみました。
主人はぼくの顔を見ても覚えがないようなので,聞き及んでいた2階との連絡用に使用している
通話用に設置したという管の件を伺うと背後にあるくだんのパイプを指差してくれました。
なんだか思わぬところで弟と再会を果たした気分です。
主人は足の状態があまりよいようで大泉学園駅から自転車で2時間掛けて通っているそうです。
足が悪いのに大丈夫なのかとむしろ心配ですが,歩いて駅構内を歩き回るよりはずっと楽ということでした。
相当なボロなので随分古くからやってるのかと思いきや勿論建物は戦後すぐのものですが,
営業を開始したのは昭和60年頃とのことでした。
時折話しに加わってくれた奥さんも優しくて感動しました。
ついついお願いして2階も見せてもらいましたが,こちらはきれいで案外平凡。
この店では1階で店主夫婦と会話を交わしながら飲むのがよさそうです。